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TOA・ボーカロイド中心の二次創作です
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ボカロとアビスのクロスオーバーで零〜刺青の聲のパロディです。
配役は
ルカ=玲
リン=深紅
ガイ=蛍
がくぽ=優雨
アッシュ=澪
レン=真冬
となっています。
このパロディ連載の反響がよければ赤い蝶もパロって見ます。

ちなみにぽルカ、アシュルク、レンリンです。レンはリンの年の離れたお兄ちゃんです。捏造いっぱいです。

+ + + + + + + + + +
ルカは戸惑っていた。
それは彼女がいる場所が先程いた空き家では無く、足を踏み入れた事のない日本建築の…しかも見たことも無いような贅沢な造りの空き屋敷だったからだ。

辺りを見回したルカの目に長身の人影が映る。


あの後ろ姿は…。


「待って!」

仕事用のカメラを抱え、彼女は屋敷の奥へと入っていく。

愛しい彼を追い掛けて。

彼とは…神威がくぽとは仕事で知り合った、まだ駆け出しのカメラマンだった巡音ルカは同じく学者としてほそぼそと仕事をしていた彼から取材同行の依頼を受けた。日本の歴史や心霊とのつながりという風変わりな研究こそ異質だったが、ルカと彼は直ぐに親しくなった。

婚約し、ルカ名義で家を購入した。幸せの絶頂だった。

あの日までは。

二人で出かけた先で、免許を忘れたがくぽに変わって風邪気味だったルカは薬を飲んで運転をしていた。雨で見通しの悪い中、対向車と接触を起こしそうになり慌ててハンドルを切った。
車はスリップを起こし大きな幹にぶつかって止まった。その際、エアバックが作動しないうちに車から偶然投げ出されたルカは柔らかい芝と落ち葉の上に落ち一命を取り留めたが、がくぽはエアバックと潰れ掛けた車内に体を挟まれ脱出出来ず。ガソリンに引火し燃え上がる車内に取り残された。

対向車の運転手は逃げて、未だ捕まらず。ルカが意識を取り戻したのは病室だった。
身内と呼べる人は皆他界していたがくぽの遺骨を引き取り、意識の無いうちに終わっていた葬儀に触れられず、ルカは失意を忘れるためだけに仕事に没頭する日々が始まった。

今日もそんな仕事で訪れた有名な心霊スポットだった、写真を撮りながら奥へ奥へ。
たまたま撮った一枚に、がくぽが映り込んでいた。だからひたすらシャッターを切りながら入り込んでいたのだ。

そして、今。ルカは見知らぬ屋敷に立っていた。

つづく・・・。

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