キスの日ということで~。間に合わないのを承知で書き始めて、案の定間に合わずwww
そして、短く、意味不明な話になってしまった。
設定としては両親の海外赴任の為に一人暮らしをしていた大学生がくぽが家に戻ってきて妹の女子高生ルカと暮らしている日常のヒトコマです。
よろしければ追記よりどうぞ
+ + + + + + + + + +
風呂から上がったがくぽはリビングを覗き呆れたように息を吐いた。
「……おい。ルカ、宿題終わったのか?」
リビングのテーブルに高校の宿題を広げてやっていたはずの妹の姿はソファーの上にあった。
クッションを抱えて気持ちようさそうに目を閉じて寝息をたてている妹に近づきがくぽは肩を揺する。
揺すってみても起きる様子のないルカにがくぽは呆れと当惑の他に隠しきれない愛しさを滲ませて薄く笑った。
広げられたノートを手に取るとがくぽはつらつらと検分した。
「……出来てるな。合ってるし……」
テーブルにノートを戻して寝入っている妹の頭を撫でるとがくぽはその身体を抱き上げた。
身体が強く無いルカをこのまま寝かせておけば確実に熱を出す。その為に部屋まで運ぼうと抱き上げて、がくぽは目を瞬いた。
「……軽いな。痩せ過ぎじゃないか、コレは……」
抱き上げたルカの身体に殆ど重さはなく、衣服から覗く四肢も折れそうなほどに細い事実にがくぽは眉を潜めて独りごちると足早に妹の部屋に向かう。
三食きちんと食べさせようと決意しながら……。
ベットにそっと妹を寝かして掛布をかけたがくぽはそのままベット端に腰を降ろして桜色の髪を撫でた。
大きくなった。——そして、綺麗になったと離れていた年月に苦く笑う。
がくぽが秘密を偶然聞いてしまったのは中学に入る前だった。両親の会話を聞くことも無しに聞いてしまった幼かったがくぽは両親からも、妹からも逃げるように遠方の私立中学の寮に入り、帰ってくることも滅多に無く大学までを過ごした。 そして、この春高校に入学したばかりのルカを独り家に残して両親が海外赴任することがなければ……がくぽは家に戻るつもりは無かった。いや、戻れなかった。
心の整理もつかぬまま、傍にいることが出来るほど強くはない。
それでも、独り残るルカの為に無け無しの勇気を絞り出してがくぽは家に戻り、そして……。
微かに目を瞠ったがくぽは手のひらを強く握り込むと苦しげに息を吐いた。
自分を兄と離れていても慕ってくる可愛い妹の、安心しきった無防備な幼い寝顔はあの頃から何も変らない。
眼を閉じてがくぽはゆっくり息を吸い吐き出した。
そして、ルカの頭を撫でるとその唇に自分のモノを重ねた。
「……おやすみ、ルカ」
そして、がくぽは部屋の明かりを落として扉の外に消えていった。
後書き
意味不明ですね~。
反響はあれば補足入れつつきちんと書こうと思いますので今回はこの辺で~。
by 瀬川 唯
PR
この記事にコメントする